Tannerie Masure:ルガトショルダー

  • 2018.02.19 Monday
  • 14:08
こんにちは。Natt Leather(ナットレザー)、店長の高橋です(^^)


本日はフォンディのことを書かせてもらうつもりでしたが、先に別の革のご紹介をさせていただきます(^_^;)


今般当店は、協進エルさんの代理店としてお取り引きをさせていただけることになりました。

つきましては協進エルさんのカタログ掲載品は、当店でも取り扱いが可能になりました。

協進エルさんのような大手とお取り引きさせていただけるなんて・・ありがたいことでございますm(_ _)m

そんなわけで当店ではルガトショルダーのカットレザーの取り扱いを、改めて始めさせていただくことに致しました。

今月はオレンジが入荷しております。


カテゴリー:革(カット) > RUGATO(ルガトー)


すみません、ほんとは今月レッドやイエローも入荷する予定だったのですが、協進エルさんの方で在庫切れでして・・(T_T)

在庫が入り次第、順次追加していきます;

ほんとにすみませんm(_ _)m汗


入荷したカラーについては、サンプルもご注文いただけるように致しました。


【サンプル】ルガトショルダー (1枚)


このルガトショルダーですが、言わずと知れた有名タンナーであるベルギーのMASURE(マシュア)社で作られます。

MASUREを何語で読むかによって、マズールだったり、マシュアだったりするみたいです。

当店ではマシュア(オランダ語読み?)表記にしています。(協進エルさんのカタログではマズールでしたね。)

このマシュア社ですが、何年か前にフランスのFortier Beaulieu(フォルティエ・ボーリュー)社のグループに加入したようです。

このフォルティエ社は1840年創業の、フランスでも最大手と言われるタンナーです。

日本でフランスヌメという商品名で流通しているのは、大体ここの革ですね。

以前当店でも取り扱っていたのですが、当時品質が安定しなかったので現在はやめてしまいました。

良い時はすごく良い革だったんですけどね。。(T_T)

協進エルさんでもカタログでフランス・TANNERIE BCS(タナリー ビーシーエス)となっているのはここの革です。

BCSという会社は、フランスのタンナー協会の表記では住所もフォルティエ社と近接地で、連絡先も一緒です。

ややこしいですね(゜д゜;)笑


フランスのタンナー協会(連合)のサイトはこちら。


http://leatherfrance.com


日本でも有名なAnnonay(アノネイ)やDU PUY(デュプイ)、HAAS(ハース)も名前があります。

規模は違いますが、イタリアのトスカーナ産タンニン鞣し革協会のような感じみたいですね。

うーん、、さすがフランス(゜゜;)デカイ...


さてこのマシュア社、しばしばこんな紹介のされ方を見かけます。


「マズール社はベルギー唯一のタンナー」


んん??(゜д゜;)

ベルギーのタンナーがマシュア(マズール)の一社だけ??


結論から書きますが、そんなわけありません。


たとえばgoogleで「Belgium Tannerie」(ベルギーのタンナー)と検索するだけでこんなタンナーが出てきます。


https://www.radermecker.com


こちらはRADERMECKERという、1870年創業のタンナーです。

マシュアの創業が1873年だそうなので、レダーメッカー社の方が3年先輩ですね(゜゜)

(RADERMECKERをなんて発音していいか分からないのですが、ここではなんとなくそれっぽく、『レダーメッカー』と読ませていただくことにします。)

ベルギー国内の食肉加工後の皮すべてを1社で賄う、というのは難しいでしょうし、マシュアやレダーメッカーは牛革専門のようなので、豚やそのほかの動物の革は全部国外輸出、というのも考えにくいです。

(ベルギーの豚の飼養頭数はEU域内の中でもトップ10に入る規模です。)


今回お取り引きを始めさせていただいてから、「マズール社はベルギー唯一のタンナー」というのが協進エルさんのカタログの紹介文なんだと気が付きました・・(T_T)

うーん、なぜこんな表記になったのか、ナゾですね・・(?_?)

(マシュア以外にもこういったタンナーがある、いうのは担当の方にお伝えしました。カタログの表記も、次回版ですこし変わるといいのですが・・;)


たしか昔に聞いた話では、マシュアの所在地近辺がタンナーの多い土地だったのですが、どんどん廃業していってしまったそうなので、「その地域で唯一のタンナー」ということなのかもしれません。

やはり製革業はどの国も厳しいものなんですね・・(T_T)

日本もここ10年で120社ほどのタンナーさんが廃業を余儀なくされています。

(この推移や現在の日本のタンナー数は、なかなか詳細な数字が雑誌などで取り上げられることも少ないので、そのうちブログで記事にしたいと思います。)


さてさて件のレダーメッカ―社ですが、ウェブサイトはかなり進んでいて、革の仕様などが一目瞭然になっています。

その上PDFファイルとして、印刷まで出来たりします。スゴイ!

ちょっと面白そうだったので、いろいろ聞いていたのですが、「興味あるの?よかったらサンプル送ろうか?^^」ってことで、いまサンプルの手配をしてもらっています。

送ってもらっているのはタンニン鞣し革で、一部だけなんですが、サンプルが届いたらまたブログの記事でご紹介しようと思います(^^)


ただここの革には一点大きな問題がありまして・・・


超高いんです。


単価を聞いたらびっくりするぐらい高かったんです。「エッ」って声出ました(T_T)

どのくらい高いかというと、ものにもよりますが、イギリスのブライドルレザー並です;


た、高すぎる・・(゜゜;)



(この場合の高いというのは、タンナーが提示するユーロやポンドなどの単価で、日本国内の流通価格ではありません。)

日本国内の流通価格で高い安いとしてしまうと、ちょっとややこしくなってしまうんですよね(^^;)

国内の流通価格はそのときどきの条件でかなり変わってしまうので、高い安いという判断をするのは、革屋さんの場合、あくまでもタンナーの提示単価になります。(すみません、革屋さんというか当店の場合です。)


面白そうなので品質が見合うようならぜひ仕入れたいのですが、余りにも高いので、どうしようか迷いどころです;;

高ければいい革というものでもないので、やっぱりサンプル次第ですね・・;

(あとは協力してくれる問屋さんがあるかどうか・・汗)


そんなわけでベルギーレザーに乞うご期待です(^_^;)


ご覧いただきありがとうございました!


Natt Leather(ナットレザー)
店長 高橋 浩幸
http://leather-material.com
info@leather-material.com
〒174-0063
東京都板橋区前野町6-36-15-302
08012484194(平日10:00〜17:00)
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